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2011年10月25日 (火)

人はなぜあがるのか──「感情」編

コミュニケーションスクール・セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子の公式ブログです。ぜひホームページもご覧ください。→ http://www.droppies.com/

10月も残りが少なくなってきました・・・早!^^;

さて今日は、「人はなぜあがるのか」ということについて書いてみたいと思います。

人はなぜあがるのでしょうか?

答えを見出すためには、「不安感情はなぜ発生するのか?」という視点で考えると早いかも知れませんね。

感情生起の仕組みや人間の仕組みを客観的に理解できれば、そこに一定の理論や解決法を見出すことができると思います。

また、だからこそ、あがり症を克服するためには単なる場数や練習ではなく、「あがり」と「あがり症」を分けて捉え、理論や人と脳の関係などを理解し、
そのうえでマネジメントによる感情や行動をコントロールし、自分を変えていかなければなりません。


さて、感情は、大きく「快感情」と「不快感情」の2つのグループに分類できます。

快感情のグループには、安心や自信、喜び、感謝などの言葉で表現される感情が属します。
一方、不快感情には、不安、恐怖、嫌悪、怒り、悩み、コンプレックスなどがありますね。

また、これら感情には、自分では認識できないほどの弱い感情から、身体症状を引き起こしてしまうほどの強い感情までがあり、人は、感情の種類や強弱によって行動や思考、言葉などが左右されます。

強い怒りで手が震える、あまりの恐怖心で声が出ない、といった経験をもつ人も多いとおもいますが、これらは感情の高ぶりが症状として出たということですね。

快感情の多い脳をもつ人は、人前であがることも少ないですし人間関係もうまくいくことが多いですので、
そのような意味では、感情が人生をつくるといっても過言ではありません。

では、ネガティブな感情をポジティブな感情に変えるには、どうすれば良いでしょうか。

次回はその方法について書いてみたいと思います。

本日は以上です。

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2011年10月19日 (水)

あがりは他人からは見えない

コミュニケーションスクール・セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子の公式ブログです。ぜひホームページもご覧ください。→ http://www.droppies.com/

前回は、あがりはさまざまな不安感情の集合体であると書きましたが、
人が“あがっている”と認識する心臓のドキドキや身体の震えなど、あがり症特有の身体症状は他人からは見えません。

なぜなら、人が認識するあがりの症状の多くは生理的覚醒で、内的な反応だからです。思考や感情が見えないのと一緒ですね。

他人に分かるのは、声の震えや息苦しさとして伝わる呼気の弱さ、手に持った資料の小刻みな震えや発汗など、外的要因として表面に出たもののみです。

思考や感情も、笑ったり泣いたりという表面行動に出てはじめて他人に伝わりますね。
(思いや感情を伝えるために、あえて行動に出す人もいますね。ウソ泣きなど^^;)

話を元に戻しますが、そのためにまずしなければならないのは、上記の他人に分かってしまう症状の改善ですが、それには特別なトレーニングが必要です。

セルフコンフィデンスの受講生のほとんどの方は、4回目のトレーニング時には、それら症状がなく話せています。

ここに多くの話し方教室と異なる、人間科学と世界最先端の心理療法である認知行動療法に基づいて指導・介入する、セルフコンフィデンスの独自性があります^^。

あがり症の皆さん、あなたのあがりは他人からは見えませんのでご安心ください!

本日は短く、以上です^^;。

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2011年10月13日 (木)

「あがり」はさまざまな不安感情の集合体

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10月もすでに13日が過ぎようとしています、早いですね~‐‐。

さて、前回は、「あがり」は防衛本能であると書きましたが、この防衛本能は他者からの「評価」に対して生起します。

恥をかきたくない、ネガティブな評価を受けたくないという、人間なら誰もがもつ率直な感情ですが、誰もがもつ感情なのに、なぜあがる人とあがらないで話せる人がいるのでしょうか。


そこに人間の記憶と予期、感情の複雑さや難しさがあるのですが、たとえば、あがる人の多くは、人前で話すことに対する脳内情報が「恐怖心」に満ちています。

つまり、その恐怖心によって、スピーチすることを想像(イメージ)しただけで、神経細胞が活性化して何らかの身体症状が出てしまうということが、神経細胞レベルで脳内にインプットされてしまっている、ということです。

また、脳には、イメージできたことは実現できてしまうという特徴がありますから、当然ながら、本番でもあがります。

結果、あがり症になると、話すたびにあがり、あがり症を強化(不安感情の強化=身体症状(神経細胞の活性化)を強化)してしまう、という悪循環が形成されてしまいます。


また、一般的には、あがるのは、「人前で話す」ことだけに発生する恐怖心と思われがちですが、けしてそうではありません。

実は、パニックに陥った脳は、心臓のドキドキや声の震え、身体の震え、息苦しさ、早口、割舌の悪さ、頭まっ白等など、その人が感じている身体症状や嫌悪状況すべてに対して評価を気にし、恐怖心を募らせます。

つまり、「あがり」は、人前で話すことに加え、上記に紹介した、さまざまな身体症状や嫌悪状況に対する不安感情が集合したものである、ということです。

だから、最初のスピーチで条件反射を遮断し、ドキドキしないで話す(=あがらないで話す)ことや、嫌悪状況のない話し方の実現が大事なのです。

以上、簡単に「あがり」について概説してみましたが、人間を「脳」を起点としたコミュニケーションツールとして捉えてみると、
「あがり」や「あがり症」の問題は、けして場数や練習で何とかなるほど単純なものではない、ということがお分かりいただけると思います。

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