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2011年9月27日 (火)

あがり症はなぜ場数で克服できないか

コミュニケーションスクール・セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子の公式ブログです。ぜひホームページもご覧ください。→ http://www.droppies.com/

秋の深まりを感じると、なぜかベートーヴェンが聴きたくなりますが、今日はたっぷり聴きました^^;。

さて、今回から「あがり症」について書いていくのですが、これまでもブログや本でたくさん書いてきましたので、できるだけ重複しない内容で書いていきたいと思います。


さて、多くの人は、あがり症を克服するためには、「場数」が大事と考えているようですが、ではいったい、人間にとって「場数」とは何を指すのでしょうか・・・。

新田は、「あがり症は場数では解決できない」を提唱していますので、今回は、「なぜ場数では解決できないのか」について書いてみたいと思います。


ざっくり言葉を定義すると、「あがり」は、脳が感じる不安、恐怖心で、防衛本能です。この本能が、ドキドキなどの身体症状を引き起こすほど、強い感情を生起させるのです。

本能なのだから仕方がない。誰でもあがるのだから、気にしないようにしよう、というのでは問題が解決できませんね。

人は食欲や物欲といった本能をコントロールしますから、脳が感じる「不安、恐怖心=あがり」もコントロールできますし、脳が安心すれば身体症状は出なくなります。

(新田は受講生の皆さんに、あがり症を克服するために脳のマネジメントは欠かせないとお伝えしてますが、その根拠が、上記や下記です)


さて次は「あがり症」ですが、これは条件反射です。

条件反射とは、人前で話すことやスピーチのことを考えただけで憂鬱になったり、心臓がドキドキしてしまう内的反射(生理的覚醒の反射)を指しますが、
これは脳内神経細胞の活性化(刺激)と筋肉の収縮(反応)という、刺激と反応の反射です。

つまり、この反射が脳内にインプットされてしまっているのですから、まずはこの条件反射を遮断しなければ、克服へのスタートラインには立てないということです。

しかし、条件反射が遮断できれば、誰でもドキドキしないで話すことができるのですから、あとは新しい「あがり」をつくらないよう、脳をマネジメントすればいいだけですね。

(マネジメント法の教示がなかなか難しくもあるのですが・・・^^;)


最後に「場数」の定義ですが、この場数こそまさに学習です。学習とは何かと言うと、記憶の上書きです。

あがり症の人は、脳内にインプットされた条件反射を遮断しなければ、話すたびにドキドキなどの身体症状が出ますから、あがりの学習(記憶の上書き)しかできません。

つまり、あがりながらどれだけ場数を重ねても、脳は、ドキドキしながら話すという記憶の上書きしかできない、ということです。
同時に、場が変われば新しい不安感が芽生えます(本能ですので)から、単なる場数では、根本的な解決には繋がらないということです。


そのためにセルフコンフィデンスでは、最初のスピーチでドキドキせずに話すことを重視し(条件反射の遮断)、
あがらずに話す記憶の上書きと、マネジメント法の学習で大きな成果をあげ、たくさんの人があがり症から解放されているのですが、これで理由の一端がご理解いただけたのではないでしょうか。


なお、条件反射の遮断と同時に、声や身体の震えといった問題も解決することが多いのですが、症状には個人差がありますので、個人に合わせた指導・介入も随時必要です。

詳細については、、新田の著書「あがらない話し方教室」で紹介していますので、悩んでいる方はぜひ読んでみてください^^;。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4820717170?ie=UTF8&tag=selfconf-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4820717170

本日は以上です^^;。

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