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2009年11月30日 (月)

「言語力」の衰え2

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子の公式ブログです。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

前回の続きをすこし、書いてみたいと思います。

子供たちの言語力の衰えに、「言葉を覚える時期に、話し言葉だけに接している」ことも要因のひとつと書きましたが、たとえばそれは、「子供の会話が単語だけで成立している」ということからも窺われます。

子供が、「ご飯!」 「ジュース!」といっただけで、お母さん方はご飯やジュースを子供の前に置くのではないでしょうか。

これでは、子供の言語力は育まれませんね。

子供自身が、「ご飯が食べたい」という自身の欲求を知覚し、その欲求を叶えるために言葉を使って相手を動かすことを学習するためには、次のような伝達スキルが求められます。

初級
「ご飯が食べたい」
「ジュースが飲みたい」
中級
「お腹が空いたので、ご飯が食べたい」
「のどが渇いたので、ジュースが飲みたい」
上級
「僕は空腹なのでご飯が食べたいのですが、用意していただけますか」
「私はのどが渇いたのでジュースが飲みたいのですが、ジュースはありますか」

上記を、幼児期から段階的に学習し身につけることで、成熟したコミュニケーション力がつくのですが、単語だけの会話やメール、ゲーム、漫画の言語力では学習にならず、こみいった話や難しい話はできにくい思考回路が作られてしまいます。

その結果、複雑な思考や会話が必要になったとき、つまり成長したときに、稚拙な思考回路であったり、適切な言葉が浮かばずに、
キレやすくなったり極端に無口になったり、深い関係を避けて表面だけの関係で終わらせてしまうなど、言語力の衰えから、若者が抱える多くの問題透けて見えてきたりします。

もし子供が「ご飯」と単語をいったら、「ご飯がどうしたの?」と質問し、子供から「ご飯が食べたい」という言葉を引き出し、
さらに、「なぜ食べたいの」と質問して、「お腹が空いたから」という言葉を引き出す。

この地道な努力が子供の言語力につながるのですが、子供と丁寧に会話している賢いお母さんもたくさんいることを信じます(*^-^)。

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