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2006年10月31日 (火)

神無月最後の日に

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

いよいよ10月も最後の日を迎えてしまいました、今年もあと2ヶ月で新年なんですね~(^^;)。

10月は「語彙を増やす」をテーマに書いてきましたが、当初の目的であった、小説の中のフレーズを紹介しながら「読書」に導くという目論見は見事に外れ ^^;)、単純に本の紹介になってしまいました。力不足実感です(--;)。

さて、10月の締めくくりとしてを書こうかと迷いますが、語彙を増やすというテーマに沿いながら、新田が言葉によってわれたことなどをご紹介してみたいと思います。

これまでの人生を振り返ってみたとき、新田は20代がいちばんかったのですが、その20代に言葉の概念について考えたことは、大きな救となりました。

例えば、「明るい人」と「楽しい人」の違いは何かとか、「孤独」と「孤立」はどこが違うのか等について考え、自分なりのを得られたとき、行き詰まっていた気持ちがとてもになったことを覚えています。

私達は言葉によって思考し、感情を見つめ、生命を育みます。

豊かな人生を築き、自身のセルフコンフィデンスを高めるためにも、皆さま語彙を増やしましょう! そして本を読むを味わいましょう!(^^)

今月は以上です(^^;)。 来月のテーマは、明日発表します(^^)。

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2006年10月30日 (月)

過去に学ぶ

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

気がつけば10月も残すところ、あと一日なのですね~、早い(--;)

今日はどんな本をご紹介しようかな・・・とつらつらと考えて見たのですが、セルフコンフィデンスには女性の受講生が多いことや、昨日からの女性つながりで、少し女性史に関する本を(^^;)。

新田は20代の頃、これから自分がどう生きていけば良いのか生き方のが見えず、過去の女性達は、どのように生きてきたのだろうかということに興味を持ちました。

人物日本の女性史』(全12巻(と思います) 集英社)の中から何冊かを読み、そこから明治期の女性達に興味を持ち、『明治女学校の世界』(藤田美実著 青英舎)や『女性の歴史』(高群逸枝著 上・下 集英社文庫)などをベースに女性史を調べ、自然、生き方だけでなく歴史全般にも興味が広がりました。

私達の体験や身近な人からの学習には、限度があります。その限度を補ってくれるのが読書ではないかと思いますので、皆さん、ぜひ本を読みましょう! 

ったとき、読書は道案内をしてくれますし、心をざしたい時は物語りに引き込んで、ってもくれます。・・・そういえば、読書週間って10月じゃなかったでしたっけ?(^^;)

本日は以上で(^^:)。今日は視点が大ぶれしてます~(スミマセン^^;)。

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2006年10月29日 (日)

男性作家が描く女性

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

昨日は女性作家が描く女性の作品をご紹介しましたので、本日は、男性作家が描く女性の小説を・・・(^^;)。

それは南條範夫という作家が描いた女性の生涯です。

最初に読んだのは、頼山陽の愛人だった江馬細香を描いた『細香日記』(講談社文庫)でした。中篇ですが、丁寧な文体と密度の濃い内容に惹かれ、2冊目にトライすることになりました。

そして手にしたのが『室町抄』(講談社文庫)という作品です。これは、将軍足利義正の妻日野富子の生涯を描いたもので、権力と酒色が好きな男性と肝が据わった女性のたくましさは、昔も今も変わらない・・・を実感する一冊でした(^^;)。

本日は短く、以上です(^^;)。

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2006年10月28日 (土)

女性作家が描く女性

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

海外の作家が続きましたので、本日は日本の女性達を描いた代表的な女性作家お2人を、ご紹介してみたいと思います。

それは、杉本苑子さんと永井路子さんという作家です。

杉本苑子さんは吉川英治さんに弟子入りされて作家になったと記憶していますが、とてもしっかりと人間が描けていて、新田はかなりの作品を読みました。

直木賞を受賞した『孤愁の岸』(上・下)はとても有名ですが、大奥のスキャンダルを題材にした『江島疑獄』(上・下)や、戦国時代を家康の愛人お勝を中心に描いた『長勝院の萩』(上・中・下)などは長いですが、面白く読めます。

また、江戸時代の歌舞伎役者、八代目団十郎の苦悩を描いた『傾く滝』や、鎌倉時代に30代で出家した二条の回想録「とわづがたり」を新しい視点で描いた『新とわづがたり』なども、男の愛、女の愛を考えながら読めました(^^;)。

作品はいずれも講談社文庫から出ています。

永井路子さんの作品は、実はあまり読んでません(^^;)。ご紹介できるのは、秀吉の妻ねねを通して戦国時代を描いた『王者の妻』(上・下 講談社文庫)ぐらいです(スミマセン)。

本日は以上で(^^;)。

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2006年10月27日 (金)

じっくり読みたいミステリー

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

晩秋の気配漂う日和ですね~、深呼吸をすると草木が枯れいくかすかな匂いがして、ちょっと寂しい(^^;)。

さて本日は、じっくり謎解を楽しみたい方にお薦めの作家を、2名ほどご紹介します。

一人はミネット・ウォルターズという作家です。

MWA最優秀長編賞受賞作の『彫刻家』や、CWAゴールドタガー賞受賞の『の枷(かせ)』をはじめ、『の形』、『(くら)部屋』、『囁く谺(こだま)』(創元推理文庫)など、いずれも読み応えのある長編を発表されています。

プロットも表現力も人物の描き方も素晴らしく、こういう作品を「重厚な」と表現するのでしょうか。翻訳者は成川裕子さんです。

もうお一人は、ロバート・ゴダートという作家です。

こちらも、まるで研究者のような緻密なプロットで壮大な物語が展開し、読書中は、言葉が持つ力のすごさを、まざまざと見せつけられたような気持ちになり、忘我の状態で物語りにのめり込んでしまいました(^^;)。

千尋の闇』(上・下 幸田敦子訳)、『鉄の絆』(上・下 幸田敦子訳))、『惜別の腑』(越前敏弥訳)、『永遠(とわ)に去りぬ』(伏見威蕃訳)など、いずれも創元推理文庫から出ています。

本日は以上です(^^;)。

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2006年10月26日 (木)

ソフトミステリー

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

昨日は一人で読むにはちょっと怖い作品をご紹介しましたので、本日は謎解とストーリーが同時に楽しめるソフトミステリーを・・・(^^)。

それはメアリー・H・クラークの一連の作品です。

メアリー・クラークもJ・クランツ同様、未亡人として5人の子供を育て上げた50歳近い年齢で書き始めたと記憶していますが、1970年代から20年以上に渡って書き続けていました。すごいバイタリティですよね~。

作品は10冊以上が新潮社から出版されています。ただ、絶版になっているものもあるため、店頭に並んでいるものは少ないかも知れません。

翻訳者も深町眞理子さんを中心に、中野圭二さん、宇佐川晶子さんなど複数います。

登場するのは異常性格者や多重人格者なのですが、女性が主人公で日常の生活シーンが多いせいか、パトリシア・コーンウェルのような恐怖はありません。

新田は何も考えたくない時にハマリ(^^;)、初期作品の『誰かが見ている』や『子供達はどこにいる』、『見ないふりして』などが好きでした。

本日は以上です(^^;)。

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2006年10月25日 (水)

一人暮らしは読めない?

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

久しぶりの青空、色が深ですね~(^^)。

早速ですが本日は、一人暮らしの女性が読むにはすぎて、ちょっとお薦めできないかもしれない作品を・・・(^^;)。

たくさん広告もされていますのでご存知の方も多いと思いますが、講談社文庫から出版されているパトリシアコーンウェルの女性検屍官スカーペッターシリーズです。

検屍官』、『慰留品』、『証拠死体』(相原真理子訳)等々があり、検屍局長として事件を推理していく過程の面白さと同時に、キャリアウーマンとしての内面もしっかり描かれ、くてしなやか、お洒落もばっちりな主人公に一度で魅了されてしまいました。

ただし、シリーズが進むごとにスカーペッター自身に被害が及ぶようなストーリーになり、その描き方がリアルすぎて、一人らしの女性が夜中に読むと、怖くて眠れなくなるかもしれません(^^;)。

余談ですが、作家の顔写真がシリーズを追うごとに美しく変貌していく、これもミステリーです・・・???(^^;)。

本日は以上です(^^;)。

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2006年10月24日 (火)

爆笑ミステリー

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

女性作家が続きましたので、本日は爆笑しながら読める男性作家のものを・・・(^^;)。

有名な本なのでご存知の方も多いと思いますが、それはR・D・ウィングフィールドが描く、フロスト刑事シリーズです。まちがいなく爆笑できる一冊です(^^;)。

これまでに『フロスト日和』、『クリスマスのフロスト』、『のフロスト』(創元推理文庫 芹沢恵訳)が出ており、仕事中毒で下品な中年男が犯人を追いかけて悪戦苦闘する姿は、なんともいえない可笑しさとおしさを感じさせます。

翻訳者の表現力も素晴らしく、読みながら、お腹が突き出たフロストが、コートの裾を翻(ひるがえ)しながら玄関を出て行く様がリアイメージできてしまうのは、ひとえに翻訳者の力量なのだと思います。

本日は以上です(^^;)。

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2006年10月23日 (月)

アメリカ女性の日常

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

雨の月曜日となってしまいましたね~。新田は今日は久しぶりのお休で、一日まるごと自分の時間でした。部屋の掃除をし、台所を片付け、お料理をして主婦(?)を楽しみました(^^;)。

さて、本日は主婦つながりで、アメリカの主婦の生活風景が見えるミステリーをご紹介してみたいと思います。

それはジル・チャーチルという女性作家の作品です。

ミステリーとして完成度が高いのはもちろんですが、主婦探偵ジェーンのドジキュートなところや、日常を描くイキイキとした言葉など、 ほんとに楽しめます(^^;)。

作家のユニークさはタイトルにも現れ、作品名はすべて古典名作を引用した駄洒落で付けられています。

例えば、『エンドウと平和』(「戦争と平和」の駄洒落。以下同)、 『ゴミと罰』(「罪と罰」)、 『毛糸よさらば』(「武器をさらば」)、 『死の拙文』(「死の接吻」)等など・・・(^^;)。いずれも創元推理文(浅羽莢子訳)から出版されています。

家事疲れの本日は、以上です(^^;)。

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2006年10月22日 (日)

女性作家2名

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

連続で亡くなった作家の作品をご紹介しましたので、本日は最近の作品をご紹介してみたいと思います(^^;)。

一人は山本文緒さんという作家です。

彼女はどちらかというと短編が得意なのかと思いますが、『シュガーレス・ラブ』(集英社文庫)や『あなたには帰る家がある』(長編です。集英社文庫)など何冊か読んだ後に、31の短編集からなる『ファーストプライオリティー」(幻冬舎)を読んで、ました。何気ないのに、ウマイです(^^;)。

二人目は篠田節子さんという作家です。

女たちのジハード』(集英社文庫)が有名かと思いますが、新田は『ゴサインタン -神の座-』(双葉文庫)を読んで、彼女は作品のプロットをどこで得たのだろうか、もしかして天才? と感激してしまいました。読み応え、かなりあります(^^;)。

本日も短く、以上です(^^;)。

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2006年10月21日 (土)

文体

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

皆さんは本を購入するとき、どんなことを決め手にしてますか? 新田はだいたい作家かタイトルで決めるのですが、の作家の場合は、必ず最初の2~3行を読んでから購入するようにしています。

どうしても合わない文体ってあるのですよね。新田の書棚にも、何度トライしても3ページ以上進めない本が何冊か並んでます、モッタイナイ!(^^;)

さて本日は、文体に色気のある作家をご紹介してみたいと思います (あくまで新田の独断です・・・^^;)。

それは柴田錬三郎という作家です。柴田錬三郎さんは歴史小説というよりは時代小説をたくさん書かれていた方で、で明快な言葉づかいなのですが、なんとも文章がっぽいんですよね~(^^;)。

顔十郎罷(まか)り通る』(講談社文庫)や『岡っ引きどぶ』(本編・続編 講談社文庫)が面白かったですが、 『曲者(くせもの)時代」(集英社文庫)や『孤剣は折れず』(新潮文庫)も楽しく読みました(^^;)。

本日は短く、以上です(^^;)。

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2006年10月20日 (金)

生き方を学ぶ

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

昨日は女性向けの作品をご紹介しましたので、本日は男性の方々にお薦の作品をご紹介してみたいと思います。

以下は差別ではなく、区別、ですのでご理解を(^^;)。

成人した男性にはやはり歴史物、それも超有名ではないけれど歴史的に大きな役割を果たした人物の伝記物を読んで欲しいと思います。

何故かといいますと、男性にはやはり、人生に対する安定した構えと、骨太な光で周囲を照らしてほしいですので・・・(^^;)。

いちばんのお薦めは『樅の木は残った』(山本周五郎著 上下 新潮文庫)ですが、司馬遼太郎さんの『花神』(上・中・下 新潮文庫)も、かなりお薦めです。

上記作品は、長州藩の村医者から倒幕軍の総指揮官になった大村益次郎を描いたものですが、新田は仕事で焦りや深い孤独感を感じていた30代の頃、たくさんの重荷を抱えながら提灯のかりで一人路地を歩く益次郎の姿に自分を重ね、夜空を見上げたり人の群れを眺めたりしてました(^^;)。

そのような意味では、性別に関係なくお勧めの一冊かと思います。ちなみに靖国神社の参道には大村益次郎の巨大な銅像があります。興味のある方は一度どうぞ(^^;)。

このほか司馬遼太郎さんの作品では、明治維新期に司法卿として廃藩置県を担当するなど、重要なポストにつきながら最後は捕縛されて打ち首になった、江藤新平の生涯を描いた『歳月』(講談社文庫)や、会津藩主・松平容保他を描いた短編集『王城の護衛者』(講談社文庫)なども、人物伝としてはお薦めです。

本日は以上です(^^;)。

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2006年10月19日 (木)

ときにはロマンスを・・・

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

本を読むきっかけは人それぞれだと思いますが、本日は、少し元気がないときや、ちょっとだけロマンチックな気分に浸りたい時にお薦めの、女性の作品をご紹介してみたいと思います(^^;)。

それはジュディス・クランツという女性作家が描く一連の作品です。

J・クランツは、たしか48歳ぐらいから小説を書きはじめたと記憶していますが、その世界はとにかくドラマチックで繊細

スケール感のあるストーリー展開と、華やかで力強い女性たちのサクセスストーリーは、いちど手にしたら、どんな韓国ドラマや癒しグッズよりハマルこと間違いなしです(^^;)。

なかでも、極貧から大富豪に成功していく女性3代を描いた『ミストラルの娘』(上・下 東江一紀訳 新潮文庫)や、 映画とファッション業界を軸にロマンスサクセスが展開する『スクループルズスクループルズ2』(各上・下 小澤瑞穂訳 新潮文庫)は、文句なしで楽しめます。

本日は短く、以上です(^^;)

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2006年10月18日 (水)

人間の弱さと愛の形

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

気持ちの良い秋晴が続いてますね~、皆さま如何お過ごしでしょうか(^^;)。

さっそくですが、この数日間、『語彙を増やす』というテーマの切り口をどうするか、考えておりました。当初は新田がこれまでに読んだ小説中のフレーズを手がかりに、本を読むきっかけ作りができればと考えておりました。

ところが、最近読んだ本の中からでさえ、適当なフレーズを見つけるのが難しい(^^;)。

そのため故事ことわざをご紹介するなど試行錯誤が続いてますが、本日もその続きで(^^;)、新田が20代の頃に読んだ作家についてご紹介してみたいと思います。

その作家は遠藤周作さんなのですが、彼の作品は大きく、ぐーたらシリーズのユーモア小説とシリアスな小説の、2つに分けることができるかと思います。

遠藤周作という作家は、人間の弱を見つめながら、日本人の概念にはなかった「同伴者としての」という、まったく新しい愛の形を呈示し、生きるということを深く思考していらっしゃいます。

読むほどに作家の苦悩が見えますが、「沈黙」(新潮文庫)の主人公の苦悩は作家自身の苦悩と重なり、また「てた」(講談社文庫)からは、新しい愛の形を手探りする作家の軌跡が読み取れます。

秋の夜長、一冊いかがでしょうか、本日は以上です(^^;)。

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2006年10月17日 (火)

目で見て耳で聞く

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

目で見て耳で聞くことに関することわざです(^^;)。

耳を覆(おお)うて 鐘を盗む : 良心に背くような悪事をしながら、しいてそのことを思わないようにすること。

耳をくすぐる : 相手が聞いたら喜ぶようなことを言う。反対語には、耳が痛という言葉もありますね。

耳を貴(たっと)び目を卑(いや)しむ : 耳で聞いたことは尊重するが、自分で実際に見たものは軽んじること。 同意の言葉として、近きを卑(いや)しみ遠きを貴(たっと)などもありますね。

目に物見せる:ひどい目にあわせる。

目くそ鼻くそを笑う : 自分の欠点には気づかず、他人の欠点をあざ笑うの意。欠点のあるもの同士が悪口を言い合う様。 猿の尻笑も同意です。

目を細める:嬉しそうな顔をする。 目を丸くする:驚いて目を大きく開く。 目を剥(む):怒りで大きな目をする。

本日も以上です。いっきに3日分取り戻せました~! 手抜きかも(ゴメンナサイ^^;)。

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2006年10月16日 (月)

手も足もでない?

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

本日は手と足に関する故事ことわざです(^^;)。

足下(あしもと)に火がつく:身近に危険や災難が迫っている。

足が途絶える:まったく行かなくなる。

足を知らずして履(くつ)を為(つく)る:人の足は大差ないので、足の大きさを測らなくても靴を作ることができるので、が同じものは性質も共通しているのたとえ。

手も足もでない:どうすることもできない。

手の裏を返す:とつぜん態度を変える。手のひらを返すともいいます。

手を拱(こまね)く:何もしないで見過ごす。拱手傍観(きょうしゅぼうかん)すると同意。

手の舞い足の踏むところを知らず:非常に嬉しくて有頂天になるようすを指す。

本日も以上です(^^;)。

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2006年10月15日 (日)

故事ことわざ

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

言葉には人間の身体に関するものもたくさんあります。今日からしばらくは身体に関する故事ことわざ慣用句をご紹介してみたいと思います。

最初は、話すということに関連させて、口や舌に関するものから。40代以上の方はほとんどご存知と思いますので、20を対象に(^^;)。

口から出れば世間:ひとたび口に出してしまえば、どんな秘密も世間に広まってしまう。

口自慢の仕事下手:口ばかり達者で、仕事はろくに出来ない。

舌の剣(つるぎ)は命を断つ:人を傷つけるような言葉は命まで落とすことがある。舌は災(わざわ)いの角舌は禍福(かふく)の角、などもありますね。

舌を巻く:感心して非常に驚く。

今日は以上です、ちょっと楽でした(^^;)。

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2006年10月14日 (土)

自他利行(じたりぎょう)

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

ずいぶんご無沙汰しておりました~。少しずつ取り戻ますので、お赦しくださいませ~(^^;)。

さて本日は、作家の曽野綾子さんと、作家で東洋思想家の境野勝悟さんの対談の中に出てきた、「自他利行(じたりぎょう)」という言葉をご紹介したいと思います(月刊誌『致知』 致知出版社)。

この言葉は、「他人の利益と自分の利益はである」、「他人のためにくし、他人を救うことが自分を自由にし、生きるパワーを強くしてくれる」、という意味をもつようです。

自社や自分の利益追求が当たり前になっている今の社会に、ぜひとも必要な視点ですね~。

なお、ここで、月刊誌『致知』の誌名の由来をご紹介しますと、中国の古典『大学』に出てくる有名な言葉で、人間本来の英知を明らかにし、知識と行為をひとつにする「知行合一」の精神を指すそうです。

市販はされておらず、経営者や政財界の方々を中心に愛読されているようです。新田は毎月、セルフコンフィデンスのOBの方にお送りいただいてますが、つい隅々まで読んでしまうほど内容の濃い誌面構成で、読み応えがあります。

とくに今月号は「言葉の力」という特集が組まれており、日々の糧になりそうな言葉にたくさん出会います。ご希望の方は新田までお問い合わせください。

本日は以上です(^^;)。

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2006年10月13日 (金)

5作品連続

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

過去に読んだ本の言葉フレーズは、なかなか覚えていないものですね~。とくに新田は記憶力が悪いので・・・(^^;)。

今日は少し視点を変えて、5作品連続で読んだ作家をご紹介してみたいと思います。それはキャロル・オコンネルというアメリカ人の女性作家です。

作品としては、「氷の天使」や「死のオブジェ」の刑事マロリー・シリーズで知られていますが、新田は今年4月に「クリスマスに少女は還る」を読み、いっきに彼女の世界にハマリました(^^;)。

知らない作家の本を購入するときはほとんどタイトルで決めますが、このときはタイトルではなく、厚くて読み応えがありそうなのと書き出しの文体が気に入り、内容は期待値ゼロで購入しました。

ところが、読み始めてみたら、まるで財宝を掘り当てた気分!(^^;)

構成も文体も人物描写も骨太で緻密、しかも物語の最後にも大きな仕掛けで読者を裏切り、久々にエンターティメントな世界を満喫しました(^^;)。

キャロル・オコンネルの作品はどれも務台夏子さんの翻訳で、創元推理文庫から出ています。

ところで、10月の「語彙を増やす」というテーマ、なかなかしいですね・・・(^^;)。どのような形で書き進めるのがベストか、少し考えます~。

本日は以上です(^^;)。

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2006年10月12日 (木)

女は怒り、男は哀しむ

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

本日ご紹介するのは、「愛を喪失(なく)したとき女は怒り男は哀しむ」というフレーズです。これは作品中にあった言葉ではなく、実は、新田の単なる読後感です(^^;)。

このような感慨をどこから得たかといいますと、2週間ほど前に読んだエリザベス・ジョージのミステリー小説 『エレナのために』(松本みどり訳 早川書房) からです。

タイトルは平凡ですが、中身は濃です。ミステリー小説なのに、謎解をしながら読み進めるうちに上記のフレーズが浮かんでくるほど、恋愛小説もどきも楽しめます。

なかでも、作品中で重要な位置を占める芸術家の、

「情熱がなかったら、をしようとあるのは(かたまり)だけ。情熱だけがを与えることができ、情熱なしに制作されたものは、能力を試すだけの習作でしかない」

という言葉は、日々に流されそうになっていたとき、ちょっと立ち止まらせてくれました(^^;)。

またまた遅れ気味でゴメンナサイ(--;)。

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2006年10月11日 (水)

岩から血を絞りだす

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

連休中にお休みしていた分は後日に埋めますね~(^^;)。さて、今日ご紹介するのは「から血を絞り出す」というフレーズです。

これは随分前に読んだミステリー小説『処刑の方程式』(ヴァル・マクダーミド 森沢麻里訳 集英社文庫)の中で、手がかりが少なすぎて犯人像が絞れず、捜査に行き詰まった刑事が仲間に吐いた言葉です。

用途としては、ぜったいに不可能な状況にあるときなどに使いますが、日本語のことわざとしては、 「石臼に串を刺す」や 「が木にようなもの」 などが同じ意味を持ちますね。

また、『処刑の方程式』は非常に読み応えがあり、英国ミステリーらしい重厚さで最後まで楽しませてくれます。よかったらどうぞ(^^;)。

付け加えますと、翻訳も素晴らしいです。

翻訳ものを読むときにいつも不満に感じていた距離身長等も日本標準になっていますし、言葉の紡ぎ方も的確で、自分流に言葉を入れ替えて読み直ということは一度もありませんでした。

翻訳の慣習にさりげなく新風を吹き込んだ、訳者の森沢麻里さんにも拍手です(^^;)。

本日は短く、以上です(^^;)。

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2006年10月10日 (火)

連休余話

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

秋晴れの爽やかな日和ですね~(^^)。 新田はこの連休、久しぶりに家族で旅行に出かけましたので、本日はそのお話を少し(^^;)。

実はこの連休、母の喜寿(77歳)を祝い、3世代の家族が久しぶりに集い一泊で日光に行ってまいりました。

車が渋滞していたおかげで、かつて会津藩士が京都へ赴く折々に歩いた杉並木街道を、ゆっくり眺めることができました。街道は今も鬱蒼として暗く、藩士たちはどのような気持ちで雪を踏みしめ歩いたのかを考え、しばし思考が止まりました(^^;)。

また、ホテルのカラオケ大会では中学生のがプロ並みにがうまいことを知り、母も姪に負けじと演歌を披露し、それぞれが人生の陰影を抱えながらも笑顔に満ちた賑やかな旅でした。

翌日は東照宮に参拝し、泣き龍の鈴のような泣き声を聞き、眠り猫の彫り物やもろもろを見学し、また、東照宮が中国の影響を強く受けて建てられていることに、改めて驚きを覚えました。

儒教が家康によって日本に取り入れられたことを思えば、何も不思議なことではないのですが、およそ400年前の建造物が今も残り、手を触れることができるということに、新鮮な感動を覚えたりもしました(^^;)。

また、東照宮の傍(そば)に空海の墓があると聞いていたので探したのですが、見つけることができず残念でした。空海は、本能寺で織田信長を討伐した後に、徳川家康に助けられて僧侶として生き延びた明智光秀の姿とする説があります。

ところでこの旅でひとつ疑問が生まれました(^^;)。

徳川家康は日光にはもゆかりもないはずなのに、なぜ自分の墓を日光に置いたのでしょう。東北から江戸へ上る関口にあたるので統治のためかと思っていたのですが、これは新田の仮説にすぎません。どなたかご存知の方がいらしたらお教えくださいませ(^^;)。

本日は以上です(^^;)。

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2006年10月 9日 (月)

夜の片隅で

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

この連休はお休みをいただきましたので、後日(10/13記)書いてます(^^;)。本日は、初めて読んだジャンルの本をご紹介したいと思います。

どんな本かといいますと、男を愛する男性ジャーナリストが主人公の、ゲイの殺人事件を追及するミステリーです。ジョン・モーガン・ウィルソン著『夜の片隅で』(岩瀬孝雄訳 早川文庫)。

ミステリー小説なのに、詩集の表題ようなタイトルに惹かれ手にしましたが、読後感もタイトル通り優しくて爽やかでした(^^;)。

異性愛や同性愛に関係なく、ミステリー小説としても完成された作品に仕上がっていますが、新田は読みながら作家の視線をいたるところで感じておりました。

作品から作家の視点やプロットが見えるということはありますが、視線を意識したのは初めてでした。もしかしたら翻訳者の力量がなさしめた技かもしれません(^^;)。

言葉の紡ぎ方や表現が美しく、女性の方にも違和感なく読めると思います。

本日は後書きですので、以上で・・・(^^;)。

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2006年10月 8日 (日)

愛を育む言葉、恋を壊す言葉

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

2週間以上遅れで書いてます・・・(10/17記 (--;))。

本日ご紹介したいのは、「愛を育む言葉恋を壊す言葉」です。出版社社長であり、結婚と暮らをテーマにした情報誌「ミスター・パートナー」の編集長でもある井形慶子さんの著書、『運命を変える言葉の力』(集英社文庫)からの抜粋です。

井形さんのエッセイ集であるこの本は、イギリス人と日本人の言葉に対する感性の違いを実例で示しながら、パートナーや恋人との良好な関係を築くためにいかに言葉大切かを、読みやすい筆致で描いています。

この本を読み終えている頃は、短期終了していた過去の恋愛が、じっくりと深い愛を育む長期恋愛型に変わっているかもしれません(^^;)。それほど示唆に富む一冊です。

本日は以上です(^^;)。

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2006年10月 7日 (土)

3時間前の幸せ

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

3日連続になりますが、本日も藤原正彦さんの「祖国とは国語』からご紹介します。

それは、「たった3時間の幸せに戻りたい!」という言葉です。

この言葉は、幼少時の藤原さん一家が、着の身着のままで満州から引き上げることになり、突如一家離散の際(きわ)に追いつめられた時に、正彦さんの母親(作家の藤原ていさん)が、正彦さんの父親(作家の新田次郎さん)に叫んだ言葉です。

特に深い意味はないのですが、たった3時間でも人は過去には戻れないということ、万人に共通して流れる時間は、必ず明日に向かって刻まれ、生きている限り拒むとはできないのだということを深く感じさせた言葉でしたので、ご紹介してみました。

時間哲学、難しそうですが新田にはますます興味深いです(^^;)。 

本日は以上です(^^;)。

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2006年10月 6日 (金)

正鵠(せいこく)を射る

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

今日(10月7日記)は早起きができましたので、遅れを取り戻します(^^;)。 実は昨晩、台風通過の中、セルフコンフィデンスの昨年9月の受講生の方々の同窓会に参加し、美酒に酔うたための早起きとなりました。先週は今年7月講座の方々の会にも参加し、美酒づいてます(^^;)。

さて本日のご紹介は、正鵠(せいこく)を射という言葉です。

正鵠のは、弓の的の真ん中にある黒点を指し、「物事の急所」、「もっとも大事な狙いどころ」を意味します。用途しては正鵠を射る、正鵠を得る、正鵠を期する(岩波国語辞典第五版)、等です。

この語も藤原正彦さんの『祖国とは国語』で使われていたもので、豊かな社会の現代は我慢力を培うのが難しい時代である、を論じる『まずは我慢力を』の章で用いられています。

藤原さんの、「我慢力の不足は読書離を生み、読書離れは、国民の知力崩壊を惹起(じゃっき)し、国家の確実な衰退を意味する。また、個性の尊重は単なる甘やかしと阿(おもね)である」という主張は、非常に小気味良いです。ぜひご一読を(^^;)。

本日も以上です(^^;)。

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2006年10月 5日 (木)

美醜は常に裏表

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

またまた遅れ気味でゴメンナサイ。今日は台風一過の気持ちのよい一日になりそうですね~(10月7日記^^;)。

本日は昨日に引き続き藤原正彦さんの「祖国とは国語」からの引用で、「美醜は常に裏表」という言葉をご紹介します。藤原さんがこの言葉を用いているのは、「アメリカ帰りが多すぎる」という章においてです。

藤原さん自身アメリカに3年、イギリスに1年の留学経験があり、自らの経験や戦前戦後指導者層の留学先を比較し、国や各界のリーダーとなる人の留学先が一国に偏(かたよ)ることのうさを説いています。

その具体例として、自らの留学経験で知った、何事も論理と合理で処理していくアメリカ流の背後に、恐るべき訴訟社会と果てしないリストラ、日本の数十倍の精神カウンセラー、上位一%が国富の半分近くを所有する格差社会が存在すること。

一方、改善になるか改悪になるか分からない改革に憂き身をやつすより、しきたりや伝統を尊重し穏やかな気持ちで暮らすイギリスでは、戦後だけで40以上のノーベル賞を受賞していることなどをあげ、日本の経済や教育の改革がことごとくうまくいかないのはアメリカ帰りが多すぎるからで、特定の国の価値観に染まることはを危うくすると結んでいます。

学習心理学を知る新田にとっては心理学の面からも興味深い内容でしたが、美醜は常に裏表に似た言葉には、うま話には裏があるや表裏一体などもありますね~(^^;)。

本日は以上です(^^;)。

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2006年10月 4日 (水)

知的活動の基礎

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月は「語彙を増やす」をテーマに書いています。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

大学院に行っている間の2年間は私的な読書を禁じていた反動で、このところジャンルの異なる本を2、3冊併読するようになってしまっています。しかし、これがあんがい頭の切り替になっていいんですね、お薦めです(^^;)。

とくに最近読んだ中では、藤原正彦さんの「祖国とは国語」(新潮文庫¥400)は面白いです。文章もリズミカルで軽快、ウンウンと頷きながら読み進めることができます。今後しばらくは、この本の中の言葉をご紹介してみたいと思います。

初日の今日ご紹介するのは、下記のフレーズです。 

国語はすべての知的活動の基礎である

その章の中で彼は、「人間はその語彙を大きく超えて考えたり感じたりすることはできない」、「母国語の語彙は思考であり情緒である」と言い、「知的活動とは語彙の獲得である」と断じています。

まさにその通り! 他に言葉はいらないですね(^^)。

本日は短く、以上です(^^;)。

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2006年10月 3日 (火)

翻訳語

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月のテーマは 「語彙を増やす」 です。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

ごく最近、言葉に関することで、とてもカルチャーショックを受けたことがありましたので、本日はそのことについて書かせていただきます(^^;)。

それは何かというと、ある本の翻訳についてでした。実は、10月のテーマをざっくりと決めていた頃、新田が若い頃に影響を受けた言葉をブログで紹介したいと思い、正確な表現を確認するために、本屋でチェックしてみたのです。

しかし古い本はなく、棚には新しく翻訳されたものが並んでいました。しかもそれが、ン~とりたくなるほどの翻訳だったのですね・・・。

30数年前のことなので正確ではありませんが、新田の記憶では当時の翻訳は下記でした。

『幸せな家族の形はどれも似ているが、不幸な家族の形はこの荒野に佇む小さな家々の窓の数だけ異なる』

現在の翻訳は下記です。

『幸福な家庭はすべて互いに似かよったものであり、不幸な家庭はどこもそのおもむきが異なっているものである』

私達は言葉によって学び、思考洞察し、人生を育みますが、トルストイの名作をここまで知性なく表現できるとは・・・。

出版社や翻訳者(年齢の表記はありませんでした)の名前はあえて控えますが、この翻訳で読まされる読者は、ほんとにお気の毒だと思います。

30年前の新田は幼い頭なりに、「不幸な家族の形」という言葉から、家族を構成する一人ひとりの人生とその背景にある事々を想像し、「荒野に佇む小さな家々」からは、ロシアの凍土と板張りの小屋、そこに棲む人の粗末な服や、曇天の空を見上げる人の表情さえ目に浮かび、新しい世界を追いました。

しかし現在の翻訳からは、そのようなものはなにひとつイメージできません。むしろ、今の世相を反映するような軽佻な表現に日本の未来を思い、とても暗澹たる気持ちになりました・・・。

しかし反面教師の視点でとらえると、改めて言葉の重要さを認識できましたので、この翻訳もまったくの無駄ではなかったと負け惜しみを・・・(^^;)。 

皆さま、日本語、大事にしましょう~!、本日は以上です(^^;)。

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2006年10月 2日 (月)

言葉の重要性

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月のテーマは 「語彙を増やす」 です。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

2日目なのに相変わらずのスロースタートでゴメンナサイ。実はこの2日ほどパソコンが不調で、とつぜん通信不能に陥ってしまってました・・・。でも、もう大丈夫、たぶん・・・?(^^;)。

さて本日は、語彙を増やすことがなぜ大切なのか、ということについて考えてみたいと思います。

私たちは日ごろあたりまえのように人と話し、言語によるコミュニケーションをとっていますが、新田はときどき、言葉は生命と同じぐらい大切であると感じます。

言葉は、私達の認知や思考、感情に深く係わり、言葉以外でのコミュニケーションでさえも、意識は言語化して捉えます。

もし人間が言葉を持たなかったら、文明も文化も芸術も、そして人間自身も、今ほどには知能が発達しなかったのではないか、とさえ夢想してしまいます。

言語化できないことで感情が先鋭的になることがないためにも、語彙を増やし、より豊かな人生を築きたいものです~(^^;)。

本日は焦点がややボケてます、謝謝(^^;)。

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2006年10月 1日 (日)

語彙を増やす

話し方教室セルフコンフィデンスの主宰者・新田祥子が、コミュニケーションや話し方、人間関係の築き方について書いています。10月のテーマは 「語彙を増やす」 です。ホームページもぜひご覧ください。→ http://www.droppies.com/

いよいよ10月、神無月ですね~。神無月の謂わについては、隼人さんがコメントで詳細にご紹介くださいましたので、新田は今月のテーマについてご紹介させていただきます(^^;)。隼人さん、過大なお褒めの言葉、ありがとうございます!

さて10月の一ヶ月は、「語彙を増やす」をテーマに書いてみたいと思います。

上記テーマを選択した理由は、主に2つあります。は、セルフコンフィデンスの受講生の中に、あがりが改善し伝達スキルが上達するにしたがって、「語彙の乏しさ」を自覚される方が多く、お役に立てればと思いました。

2つ目の理由は、新田の個人的事情によります(^^;)。

ブログは毎日更新するよう努めているのですが、最近ときどき、この内容まえにも書いたような気がする・・・、という危うい状況に陥ってしまうことがあるのです。そのため少し新しい視点を取り入れてみようかなと考えました(^^;)。

語彙を増やすためには、読書がお薦めですが、とくには感情を表現する言葉が多用されているミステリーや小説を読むことがよいかと思います。10月のブログで取り上げるのも、新田が読んだ本の中から、印象に残ったフレーズをご紹介していく予定です。

どのような結果になるのか、見当もつきませんが、これからの一ヶ月間、お付き合いいただけましたら幸いです(^^;)。

以上、本日はご挨拶のみにて(^^;)。

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